中古マンションは今後も需要が上がるのか?

2013年以降、都市部の中古マンション価格はゆっくりと上がり続けています。しかし、オリンピック後には値下がりするという見方と、下がらないという見方があり、どちらとも断言はできない状況です。大方の予想では今後も都市部の利便性が高いエリアのマンションは築年数と関係なく値段が上がり続けると見ています。また、利便性が悪くてもリノベーションで付加価値を与えることで資産価値をあげることによって、中古マンション市場の需要はなくならないと考える専門家もそれなりにいます。つまり、現段階では絶対にどちらになるとは断言できないのです。

現在、中古マンションの需要はまずなんといっても、立地条件が大きく影響します。都市部のマンションは住居としてだけでなく、小規模なオフィスとしての需要もあるため、住宅地としての立地だけでなくビジネス目的としての立地条件が資産価値に影響することもあります。住むには向いていないが仕事場としては良い物件は、中古でも高い資産価値を持ちます。

資産価値を上げるため、中古マンションにさまざまなリノベーションを加えることで、おしゃれなデザイナーズリノベーションの部屋に住みたいという需要に応えるマンションも増えました。このようなリノベーション物件は、主要な駅からバスで15分以上などの立地条件が悪い中古マンションでもかなりの人気があり、活発に中古市場で取引されている物件が多くあります。

また、こういったオシャレで素敵な物件に住みたいという一定の需要を見越して、安い中古マンションをリノベーションすることで資産価値を押し上げ、立地条件に左右されない中古マンション市場を構築している層は少なからずあります。このようなリノベーション物件の中古マンション購入者の層は、多くが子育てが終わった世代か子供を持たない夫婦が多く、したがって部屋の構造も育児向きではないことも少なくありません。かつてのような大型のファミリータイプのマンションから、中古マンションの需要が変わりつつあるということでしょう。

中古マンションの需要はかつてのような単純な立地条件だけが資産価値ではなくなっているということを念頭に、今後も需要は都市部を中心に緩やかに伸び続けると考えて間違いはないでしょう。逆に都市部から離れているマンションは日本全体の人口減少もあり、オリンピック後はさらにゆっくりと下がると見られているので、今後中古で購入を検討する場合は付加価値を加味した上で考えたほうが良いかもしれません。