庭は予想よりも手間が掛かる!

庭

広くきれいな庭は憧れですが、実はとても手入れに手間がかかります。植物は生き物ですから、放置すればあっという間に雑草が生い茂ったり芝生が枯れてしまったりと、見た目が悪くなってしまいます。荒れてしまった庭にはゴミを投げ込まれたりとご近所トラブルの原因にもなります。おしゃれな庭は手入れがとても大変だということを予想に入れて外構を考えるべきです。

庭の手入れで特に大変なのは、雑草の処理でしょう。雑草の生命力はとても強く、少しでも放置するとあっという間に植生を侵してしまいます。可愛い花壇を作るのは見た目にも美しく楽しいものですが、栄養豊富な土には雑草もたくさん生えてきます。春の味覚であるつくしも放置してしまうと、育てばスギナという雑草になってしまいます。

また、庭のコンポストで生ゴミを処理できるのはとてもエコですが、生ゴミが肥料化するまでには時間がかかりますし、においも強烈で虫も発生します。よくある話ですが、植物に予想以上の害虫が発生してしまい、処理ができなくなることがあります。庭木によってはいろいろな毛虫がつくことがあります。退治の仕方を間違えればガの大量発生を招いてしまうので、気持ち悪いからと放置するわけには生きません。庭を持てば一年を通じて害虫との戦いがあることは考えに入れたほうがいいでしょう。

かといって、芝生などを一切入れず、地面に植物を植えないとどうなるのでしょうか。土は湿度を保つことができなくなって土埃が舞い散り、干した洗濯物が汚れてしまいますし、換気のたびに土埃が家の中に入ってくることになります。芝生の代わりに石を敷くこともできますが、砂利の間から生えてくる雑草の対処は常に必要になります。また、砂利の場合も水はけを意識したり、土埃の対策は必要です。

このように、庭を維持するには予想している数倍の手間がかかることを想定しておいたほうが良いでしょう。特に初めての戸建てだと、手入れの手間はどうしても軽く見積もりがちです。庭木を植えた場合は、落ち葉のゴミが散らばらないように毎日集めて処理する必要があります。他所の家に入ってしまった落ち葉はご近所トラブルでよくある話です。同様に伸びてしまった枝も剪定する必要があるので、自分でできない場合は数年に一度は費用をかけて庭木の手入れを依頼しなければいけません。

見た目を活かしながらも、手入れしやすく管理しやすい構造を考え、水場やゴミの処理、雑草の手入れなどの動線を意識した設計を考えましょう。